ツヤのある肌で知られるヘイリー・ビーバー。ボトックスも美容習慣のひとつだろうと考えていた人は少なくありません。しかし2025年秋、彼女はポッドキャストで、ボトックスはしていない、少なくとも顔には、と明かしました。代わりに取り入れているのは、自分の血液から作られるものです。
ヘイリー・ビーバーが語ったこと
Owen ThieleのポッドキャストIn Your Dreams(2025年10月)で、彼女は「30代になるまではボトックスを一切しないと、自分に約束したんです」と話しています。唯一受けているボトックスはあごへの注射で、TMJ(顎関節症)による痛みをやわらげるためのものです。
代わりに彼女が挙げたのがPRPとPRFです。「自分の体から来たものだと信頼できることをするのが好きなんです」と語り、これらの施術を「年に2回ほど」受けていると付け加えました。
PRPとは?
PRP(多血小板血漿)は、少量の採血から作られます。抗凝固剤で血液が固まらないようにしたうえで遠心分離機にかけ、血小板を豊富に含む血漿の層を分離します。
- 血小板には、組織の修復やコラーゲンの生成に関わる成長因子が含まれています。
- PRPは施術後、成長因子をすばやく放出します。短時間で力強く後押しするイメージです。
- 肌に注入するほか、マイクロニードリング(ダーマペンなど)の際に塗布して使います。
PRFとは?
PRF(多血小板フィブリン)は、PRPから派生した比較的新しい方法です。血液を抗凝固剤なしで遠心分離するため、血小板と白血球を含んだやわらかいフィブリンのゲルができます。
- フィブリンが成長因子をゆっくりと、数時間ではなく数日かけて放出します。
- 注入用のタイプはi-PRFと呼ばれることが多く、デリケートな目の下の施術で人気です。
PRPとPRFの比較
| PRP | PRF | |
|---|---|---|
| 抗凝固剤 | 使用する | 使用しない |
| 成長因子の放出 | 速い | ゆっくり持続的 |
| よく選ばれる目的 | 色素沈着、薄毛、マイクロニードリング | 肌のキメ、小じわ、目の下 |
主な使われ方
- 目の下 — ちりめんじわや小じわに。PRFが使われることが多い部位です。
- 肌質全体 — キメ、くすみ、小じわに。注入、またはマイクロニードリングと組み合わせて行います。
- ニキビ跡 — 通常はPRPをマイクロニードリングやレーザーと組み合わせます。
- 薄毛 — 頭皮へのPRP注入は、PRPの最も一般的な使い方のひとつです。
研究からわかっていること
- どちらも自分の血液から作るため、アレルギー反応が起こりにくいのが大きな魅力です。
- 目の下を対象とした研究のシステマティックレビューでは、キメや小じわの改善はPRFのほうが多く、色素沈着にはPRPのほうが良い結果でしたが、総合的にどちらが優れているかははっきりしませんでした。
- 効果は徐々に現れ、研究の多くはまだ小規模です。目の下を対象にした研究の一部では、PRFによる改善が約6か月で薄れていました。クリニックがメンテナンスの施術をすすめるのはそのためです。
- どちらもボトックスの代わりにはなりません。筋肉をゆるめる作用はないため、表情じわはボトックスと同じようには和らぎません。
韓国で受けてみたい方へ
PRPとPRFは韓国の皮膚科クリニックで広く行われており、マイクロニードリングやレーザーと組み合わせることも多い施術です。後編では韓国での料金、施術回数、ダウンタイムを紹介します。


