メディカンスとは、肌の施術を中心に組み立てるホテル滞在のこと(トレンドについては第1回で解説)。旅をうまく運ぶコツは、ホテルではなくダウンタイム、つまり肌が落ち着くまでの日数を軸に計画することです。
まずはダウンタイムから
- ほとんど、またはまったくなし:ボトックス、ウルセラ、サーマクール、レーザートーニング。レーザートーニングは通常10回ほどのコースで受けるため、旅行中の1回はあくまでスタートです。
- 1~3日:リジュランやジュベルックなどのスキンブースターは小さな膨らみが残りますが、数日で落ち着きます。内出血はもう少し長引くこともあります。
- 1~2週間:フィラーはダウンタイムがないことも多いものの、腫れや内出血が引くまで7~14日かかることがあります。糸リフトは最長5日ほど、腫れや内出血が出ることがあります。
これらは一般的な目安です。肌質や製剤、施術量によって変わるので、どうなりそうかは医師に確認しましょう。
施術は旅の前半に
カウンセリングは初日に受けるか、出発前にオンラインで済ませておきましょう。そのうえでできるだけ早く施術を受ければ、韓国にいるうちに腫れが落ち着き、帰国前にクリニックで経過を診てもらえます。フィラーのまれな合併症は数時間後や数日後に現れることもあるため、帰国前日にフィラーの予約を入れるのはやめましょう。
4日間のモデルプラン
- 1日目:到着、チェックイン、カウンセリング。
- 2日目:施術を受けて、部屋で休む。
- 3日目:日焼け止めと帽子で、軽めの観光。
- 4日目:短い経過チェックのあと、空港へ。
フィラーや糸リフトを予定しているなら、予備日を数日足しておきましょう。
控えたいホテルの楽しみ
レーザー施術について韓国の病院や安全当局が出している案内では、約1週間は強い熱を避けるよう勧めています。
- サウナ、チムジルバン(韓国式の大型浴場)、熱いお風呂、激しい運動は控える。
- レーザーの傷は治るまで濡らさず、プールにも入らない。
- 肌が落ち着くまで、スパのフェイシャルやマッサージなど、肌へのトリートメントは受けない。
- 日焼け止めを塗り、屋外では3時間ごとに塗り直す。お酒もほどほどに。
つまり、ホテルはスパではなく部屋を目当てに予約しましょう。
どこに泊まるか
クリニックが入ったホテルなら、移動の手間が省けます。そうでなければ、クリニックの近くに泊まりましょう。外国人患者の大半はソウルで治療を受けており(2025年は87.2%)、江南だけで約3分の1を占めました。
お金と書類
- 観光客向けの美容施術のVAT還付は2025年12月31日で終了しました。現在の料金には、戻ってこない10%のVATが含まれています。見積もりにVATが含まれているか確認しましょう。
- 帰国前に、診療記録とアフターケアの説明書の英語版をもらっておきましょう。
- 短期の施術旅行なら、通常はビザなし入国か観光ビザで足ります。韓国には医療ビザ(C-3-3、最長90日)もあります。予約前に、自分のパスポートに適用されるルールを確認してください。
次は第3回、予約前にクリニックを確認する方法です。

